朝になったら、コルカタ空港からは沢山のタクシーが外で待っていた。
あまりお金を使いたく無い自分達は、バスで移動しようと思い、コルカタ空港にバスステイションがどこにあるか聞いたが、ここからの移動手段はタクシーしか無いって!!σ(^_^;)
んな馬鹿な!って思いながらも、
まぁいいか、
と思いタクシーの運転手にGO TOサダルストリート HOW MUCH?と聞くと、
『790ルピー』(約1300円)
インドについて調べてない自分達はコルカタ空港からサダルストリート間で、この価格が安いのか高いのか分からないが、とりあえず、ラオスで覚えた商売の呪文!
『Dis count!』と唱えてみた。
だが、タクシーの運転手には効果は得られなかった。。苦笑
全てのタクシーが均一料金だよって言われたから、しょうがないと思い、このタクシーに乗って行く事にした。。
ベトナムでも相当クラクションがうるせー!って思ったけど、インドではそれを凌駕していた。。
さらに、道路も悪いしなんか変な匂いもする。。
インド最強である。。_φ( ̄ー ̄ )
そんな中を揺られる事、約30分。
無事サダルストリートと書かれた看板の道路に到着した!!
車から降りて、運転手に790ルピー渡そうとすると、『俺の飯代合わせて1000ルピーくれよ』って、、、
おいおいおい!!笑
面白いじゃないか!インド人!笑
キツイ冗談言うねって笑うと、
今度は『パーキング代が60ルピーだから850ルピーだよ!!』
こいつはまたしても面白い冗談を言うやつだ!!と思っていると
周りから『ゲストハウス!ゲストハウス!』
ゲストハウスの勧誘の人が集まってくるわくるわ。。人集り!!
とりあえず、この場から逃げようと思い、タクシーの運転手には850ルピー渡してこの人ごみから逃げる事にした!!(^◇^;)
サダルストリートは、安い宿を求めるバックパッカーが集まる場所であり、確かに沢山のゲストハウスがあった。。
それに伴い、
沢山の勧誘の人達。
飛び交う片言の日本語。
自分達はいつも通り、調子に乗って勧誘するインド人と絡んでいると、、2人の成年と意気投合??した。。笑
成年の名は、
27歳クレイジーボーイ、サム(多分本名)と
23歳小柄なイケメン、オサム(仮名)。。
サムとオサムに付いて来いよ!的な事を言われ、連れられて行くと、インド人しかいかないような小さな喫茶店に着いた!!
〔今思うと、なぜ付いて行ったのか謎だ、、、きっと今までうまく行き過ぎて調子に乗っていたんだと思う。。_| ̄|○〕
お店に入ると、『チャイ』と言うインドならではの飲み物が出てきて、恐る恐る一口毒味、いや味見を。。
飲んでみると意外にも、チャイはミルクティーの味がして甘くて美味しかった!!( ´ ▽ ` )ノ
『サムとオサムは飲まないのかい??』
と聞いたら、イスラム教は断食祭りの最中で、日の出から日の入り迄、食べ物、飲み物、煙草、カメラ撮影、異性との行為などなど、禁止されているらしい。
だから気にしないで、飲んでくれよ!ってサムに勧められチャイを飲み干した。。
チャイを飲み終わると、今度は少し小太りの30歳ぐらいのおっさんが登場した。オッサムとでも命名しようか!笑
オッサム『こんにちは!インドいつ来たん?』
『今日です!ってか、日本語上手いですねー』
オッサム『当たり前やん!関西住んでたし!笑』
オッサムはビックリする事に関西弁がベラベラ!!
この瞬間、自分達の次の相棒はまさかのインド人ではないか!と期待に胸を踊らせていた!!笑
チャイも飲み終わり。
軽く雑談していると、近くにオッサムの店があるから、そこで話そうと言われて付いて行く事に、、
近くのビルの階段を降り、
朝9時だと言うのに何処も灯りが付いていない地下1階にある雑貨屋に連れていかれた。。
さっきまでの期待に胸を踊らせていた気分から一転、不安で心臓がドキドキに変わった。。
正直、この瞬間に自分達は気付き始めたよ、、
なんかヤバイ、、って、~_~;
でも、時既に遅し!!Σ(゚д゚lll)
店の中には更にインド人が2人いて、周りには計5人のインド人。。
オッサム『荷物重いでしょ!荷物をお店に置いてコルカタ案内してあげるよ!!』
いやいや、初めてきた所に荷物とかおいていけないから!!
オッサム『デリーまでのチケットとるにはパスポートのコピーが必要だからパスポートをコピーしてきてあげるよ!!』
貴方は頭が可笑しいんですか??
と、心の中で呟きながら、これは殺されるかも、どうにか逃げなきゃ、って頭をフル回転。。
しかも、厄介な所は、相手のインド人が日本語がわかると言う事。
だから、日本語で2人だけで会話もする事が出来ない。(^◇^;)
だから、なるべく穏便に、穏便に、この場から立ち去ろうとしていると、、
またしても新たな登場人物が現れた。
インド人らしからぬ綺麗な身なりをして、若干ハゲてる七三分け。35歳のカーン(サイト調べ)と言う男
カーンは以前、日本に8年程住んで居たと言い、とても流暢な日本語を使い、奥さんも日本人だと言う。
これが証拠である。
と言わんばかりに、3冊のアルバムを見せてきた。。
奥さんらしき人と奈良を観光している写真や今いる雑貨屋での日本人との写真、、などなど
日付は全て2010年以前の写真だったので、きっと2011年にカメラが故障したのだろう。。笑
カーン『僕が日本に住んでいる時に日本の人がとても親切にしてくたんだ、だから僕は日本人にとても感謝しているんだ。』
カーン『でも、今日あったばかりで怪しいよね。怖かったら帰っても大丈夫だよ、、、』
いままでのインド人がやたら積極的に押して来るのに対して、カーンは少し悲しそうな目をしていた、、、
その時、自分の頭の中ではある歌のフレーズが流れた。。
『信じられぬと 嘆くよりも
人を信じて 傷つくほうがいい
恐れないで 優しさなんか
臆病者の 言い訳だから〜♫』
金八先生、、、
どうやら今回は自分が間違っていたようだ、、
『生まれた所や皮膚や目の色で一体この僕の何が分かると言うのだろう、、♫』
甲本ヒロト、、、
日本人、インド人って違いで、自分は何を怖がっていたんだろう。
まだ何も知らないじゃないか。。
それから、、、、
自分達とインド人とのインド観光ツアーが会議された。( ´ ▽ ` )ノ
、、、、、2時間後、、、、、
遂に完成した。。
スケジュールはこうだ!!
『コルカタ』(今いる街)
⇩
『ブッダガヤ』ヒンドゥー教における聖地。特に仏教では最高の聖地とされている。※wiki調べ
⇩
『ワーラーナシー』リアルインドが体験できる。※カーン調べ
⇩
『ニューデリー』インドの首都兼空港
問屋の事は問屋に聞け!!
インドの事はインド人に聞け!!
って事で『弾丸!一週間でインド満喫ツアー』の完成である。
だか、ここで1つの問題が発生した。
BOSS吉田さんが転職したそうだ。。σ(^_^;)
おっと、そんな事は関係なかった、、、笑
ではなくて、流石というべきか、世界人口第2位の国、インドでは近日中の列車のチケットは完売!ほぼキャンセル待ち!
当日券を買う事など、ほぼ不可能、、
折角、2時間ほどかけて計画した『弾丸!一週間インド観光ツアー』も企画倒れで幕を降ろそうとしていた、、
はずはなかった!!
こっちにはインドの事を熟知しているカーンとその他もろもろの現地人がいるではないか!!
どうするかというと、、
カーン『金だよ、金、、、』
カーンはさっきまでの、悲しげの顔から悪い顔になっていた。
まぁ、こんな言い方はしていないが、、、笑
インドでは旅行会社や一部の人がチケットを買い占めしていて上乗せの料金で売っているらしく。。
カーン『インドではお金を払ってどうにかならない事はないよ!』
頼もしい言葉と同時に、危険な香りがした。苦笑
雑貨屋から出て、徒歩3分以内の所に、カーンがいつも使用している旅行代理店があり、一緒にコルカタからデリーまでの各チケットを買いに行った。
旅行代理店でカーンがチケットを交渉した結果、、
カーン『普通に購入するより少し高かったけど、Super First class (1番上のクラス)で2人で18000ルピーでチケットがとれたよ!!』
(18000ルピー=日本円約28800円)
自分達が決意したインドでの予算を軽く超えていた。。
『カーンさん、Super First classじゃなくて、もう少し安い、、、』
カーン『安いclassだと、盗難とか多いから危険だよ!特に君達は一週間しかいないから、パスポートを盗まれたら再発行する時間もないよ!』
カーン『それに、列車の中で食事ができるし、寝台列車だから眠る事も出来る!ホテルに泊まるよりお得だよ!』
『そうですね!!』
初めてあったインド人が自分達の事を心から心配しているのか、
SuperFirstclassのチケットを買わせないといけない何か訳があるのかわからないが、、
確実に、自分達のネジが取れた事は分かった。。
その後、
チケット代18000ルピーを払おうとした時、オッサムが何故か21000ルピー持って行った事。
チケット出来るまで2時間程かかり、その間、サムとオサムにコルカタの観光案内してもらい、チップで1人に1000ルピー払った事。
雑貨屋の裏の方に連れて行かれ、何か買わないと返して貰えない雰囲気で、像の彫刻を800ルピーで買った事。
バスステイションまでのタクシー代は500ルピーと言われて渡したのに、タクシーの運転手には100ルピーしか払っていなかった事。
列車はSuperFirstclassと言われたのに、調べてみたら真ん中位のランクだった事。
断食の時は写真を撮ってはいけないと言われたが、実際にはそんな決まりは断食にはなかった事。
そんな事はどうでもいい!!!
ただ、
ただ、、
ブッダガヤで同じ宿になった日本人の人も全く同じように雑貨屋に連れて行かれ、同じようにチケットを高額で買わされていた事を知った瞬間。
やっぱり、自分達はぼったくられていたんだ。。
あのカーンの笑顔はお金の笑顔だったんだ。
先生、、
どうやら人を信じて、傷つく事も辛いみたいです。。
もう、インドではお金を使えないし、どうせお腹壊すんだし、と思って自分達は食うのをやめた。。SuperFirstclassの断食である。。
『僕は食べませ〜ん。インド人が怖いから〜』
〜コルカタ観光中〜
インドでは、列車の人とハイタッチする事ができるらしい!!笑笑
見知らぬ学生に大人気の僕達!!笑笑
めっちゃ写真取られて、タバコ取られて、大変、、、
雑貨屋で買った像の彫刻!!ヒンドゥー教の神らしく、幸運を運んでくれる!!らしい
こっそり撮影、、カーンさん。笑
※力也が見つけたカーンの検索
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インド共和国 2
2013年07月31日 03:58